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奈良県における選挙の実情

奈良県は、2014年時点で39の市町村があり、12の市、15の町、12の村から成り立っています。その特徴は、市町村合併が進まなかったことで、市町村数にしめる村数の割合が非常に高いことです。全国的に見れば、市町村数にしめる村数の割合は、沖縄県、長野県についで第3位です。そして町村のような小規模な自治体における選挙は、無投票における首長や議員の選出がおこなわれていることが非常に多いのが実情です。首長の場合は、立候補者が現職者1人であった場合、議会議員の場合は、議員の定数に対して、立候補した人の数がそれ以下であった場合に無投票となります。また、無投票ではなくても、多くの自治体では数百程度の票数さえ獲得すれば、議会議員となることができます。2014年度では、2月にすでに曽爾村が無投票によって首長が選出されております。このように、奈良県内の市町村のような一定程度の規模のない地方自治体は、われわれが民主主義の象徴と思っている活動が行われていない、あるいはほとんど意味をなしていないのが実情となっています。